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PCでのよくある録音方法 (と簡単な編集)
さて、ここからはPCを使った作業が増えます。
書いてる僕としてはスクリーンショットをたくさん張り付けなくてはいけないのでちょいと面倒ですが、、、さー張り切っていきましょう。
ということで、まずは必要な無料ソフトを紹介してみたいと思います。
やはり筆頭は、
Audacity かと思います。
このソフトはかなり多くの趣味でポッドキャストをやられている方が編集に使っているソフトかと思います。
そりゃ知れば知るほど「使うよね」って思うくらいポッドキャストと相性がいいのです。主な点を挙げるとすれば。
・フリーソフト
・複数トラックの編集が可能(BGMの追加などが簡単)
・ポッドキャストで使えるエフェクト多数入っている(ノイズの除去、エコー、コンプレッサー、無音の短縮、など)
・windows、macのどちらでも使える。
と一通り欲しい機能が無料で使えます。
もちろん「これが最強のソフトだ!」なんていうつもりは全然無いですが
「まぁ筆頭だよね」くらいに定番感のある安定感のあるソフトです。
最初は「なんか難しそう」と思うかもですが、必要な部分からちょっとづつ使い方を覚えていけば
なんてこと無いです えぇ。
audacityのアイコン
まずはこちらからダウンロードしましょう。 (ソフトのダウンロード、インストールの仕方まではここでは解説しません。 もし行き詰ったらgoogleで「audacity インストール 方法」とかでも検索すれば山のように解説が出てきますのでそちらでどうぞ)
基本は英語のソフトですが、インストール時に「何語にする?」って聞かれるので、そこで[nihongo]にしていれば問題ないですが、もし英語のままインストールしちゃった場合はとりあえず「環境設定」を開いた中に、[language]を変更する部分があるので、そこから[Nihongo]を選択すれば、日本語環境になります。
audacityの日本語設定参考画像 (画像はmac版)
さあ、このソフトさえあれば簡単な録音、編集、書き出しが出来ます。
まずはこのソフトで録音する場合のポイントとなる部分をいくつか紹介します。
(録音にPCを使わないでipodやICレコーダーでやる場合は、ここをクリックして③まで飛んで下さい。)
基本的にはソフトを起動して、左上あたりの[●](Recボタン)を押せば、録音出来るのですが、
思ったように録音できない時のよくあるパターンは、
①録音に使用するマイクの指定が間違ってる です
audacityのマイクの指定(左)とスピーカーの指定(右)する場所
左図の部分を押すと出て来る録音機器を指定するメニュー
画面内のマイクマークの左にあるドロップダウンメニューが録音する機器の指定です。
この部分に前項で紹介したような、PCの内属マイクを使用するならその名前を、USBオーディオインターフェイスを使用するならその機器の名前を指定してもらえればOKなはずです。
もし機器の名前がわからない時や、どれなのかわからない場合は、一つづつ指定しては●ボタンを押してみれば、下 図の録音メーターが振れるものがあると思います。
どのマイクを指定しても録音メーターが振れない場合は、接続が間違ってる可能性が高い)
録音が開始されると自動的に新しいトラックが作成され左から右へと波形が書き込まれていく
さて上記の方法で、録音がすんなりされたとしましょう(そうしましょう)
そこで人によってはこう思うかもしれません。
②どういう感じで録音されてるかモニターしながら録音したい。
「モニター」とは、録音している最中の音を聴くことです。つまりモニターしながら収録するということは、自分の声をイヤホンなどで聞きつつ喋ったりすることです。
最初は慣れないかもですが、こうすることで自分の声がどういう感じで録音されてるかわかって、ある意味喋りやすくなったり音割れしたりすることを防げたりするのです。(ただ嫌な人は嫌かもしれないのでモニターするかどうかはケースバイケースですね)
ということで、その設定方法ですが、
環境設定の中の「録音」の中にある「ソフトウェアによるスルー再生」または「ハードウェアによるスルー再生」のどちらかにチェックを入れてもらえば、大体の場合OKなはずです。
右から左へ受け流すことを「スルーする」って言いますよね
「スルー再生」ってのは、録音の音をそのまま再生側にスルーするってことですね
さてこれで録音には成功したとしましょうか!
ではここから簡単な編集の仕方だけ説明しましょう
③音声ファイルの追加
前項でありました、ipodやICレコーダーなど、外部機器で録音した場合は、こちらになりますね。
またBGMなどを追加する場合もこの方法で追加出来ます。
基本的にaudacityはドラッグ&ドロップで音声を追加することが出来ます。
外部機器で録音した人はここからスタートになりますね
さてここまでくると次は…
④移動と削除
です。例えば下のように2トラック録音したとして、「下のトラックを移動して上のトラックの後に繋げる」
そして、「余計な部分を切る」ことをして見たいと思います。
左下の部分を右上に持ってくるってことですね
まず左下の音声を右上に持ってきます。
一番左上の6つツールをボタンから[←→](移動ツール)押して、
その後移動したい音声を移動させたい場所にひょいっとドラック(左クリックを押しっぱなしで移動)してみて下さい。
簡単ですね。
そしてその後は、不要な部分(今回は波形が振れてない無音部分)を削除しましょう。
左上の6つツールをボタンから[ I ](選択ツール)押して、
削除したい部分を ドラッグして選択状態(色が変わってる状態)にして下さい。
選択できたらキーボードの[delete]ボタンを押して貰えると、選択部分が消えて間が詰まります。
さぁこれで最低限の録音から編集は出来るようになったはずです。(ということにしましょう)
では、これを書き出しましょう。
メニューバーの[ファイル]の中にある「オーディオの書き出し」を選んで下さい。
そうすれば、今編集した音声がファイルとして書き出されます。
保存する場所は本来はどこでもいいのですが、今回は筆者がやっている方法の[itunes内に書き出す]という方法をお教えします。
(itunesは今となってはPCにインストールされてることが多いですし、実は結構優秀なフリーのエンコーダーでもありますし、そもそも前項で話に触れたitunes storeの[podcast]に登録するのにitunesが必須になってくるので、もしitunesがインストールされてないよ!という方はここから是非インストールしときましょう。)
そして、書き出すファイルを保存する場所はwindowsでもmacでもほぼ同じで
[ミュージック]→[itunes]→[itunes media]→[itunes に 自動的に追加]という名前のフォルダがありますので、そこに保存して下さい。
そこに保存した後にitunesを開くと、あら不思議、自動的にファイルがitunesの中に読み込まれています。
macの画面ですが、この場所に書き出した保存してみてください
これをすることで、事項のエンコードするのに非常に楽になりますし、のちの番組のファイルの管理もitunes上で出来ますんで楽かと思います。
[iTunes]の中に音声ファイルなんて入れないよ!!という方は、きっと他の方法を知っているでしょうから、お好きな方法をとっていただけると良いかなと思います(・ω<)★
ふぅさて、これで簡単な編集は出来るようになったかと思います。
足りない部分がありましたら、追って捕捉したいと思います。
わからない部分がありましたら、問い合わせからお気軽にどうぞ。わかる範囲でお答えして、それも情報として反映したいと思っております。
さて最後に、本項で紹介したaudacityの とりあえず知っておくと便利な技 をご紹介して終わりにしたいと思います。
[audacity]とりあえず知っておくと便利なワザ
■キーボードのスペースキーを押すと再生・停止が出来ます(選択位置から)
audacityは音声の削除等が再生停止しないと出来ないため、がっつり編集を頻繁に「再生・停止」を繰り返すことになるので、これを知っているととても楽になります。
■拡大縮小はキーボードの[ctrl]を押しながらマウスのホイール (macだと[command]を押しながら)で素早く!
拡大縮小は専用のボタンもあるのですが、少し使ってるとそこを連打するのがすぐに億劫になります。特に長い音声を扱いがちなポッドキャスト編集なら尚更です。そんな時はこのワザ。素早くスムーズに編集出来るようになるはず!
■間違えた時はキーボードの[ctrl]+z (macだと[command]+z)でやり直せます。
何事も間違えたからと言ってそこで試合終了になるわけではありません。audacityに限らずパソコンでの作業全般では、この操作で一つやり直せます。覚えておきましょう!
それ以外のaudacityの便利ワザは別項にまとめました。気になる方はそちらをご覧下さい。
次項「4-2.skypeの録音方法」へ
次項「4-3.ツイキャスを使った録音方法」へ
次項「5.音声ファイルのエンコード」へ