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収録の機材?! そんな大層なものは
要らぬ!
というのが持論だったりしますが、かといって"音量がバラッバラでノイズだらけで聴けたもんじゃねぇ…"という番組があったりすることもありますし、リスナーさんによっても細かなノイズなどを気にする方もいれば、大してそこは気にせず"聴ければいいよ〜"という方や、なんなら、"音質良いとファイルサイズでかくてダウンロードするのに時間が掛かるからもっと圧縮してくれー"とか"部屋の雑音とか入っている方が実在感があって良い!"という方もいたりで、番組のスタイルや好みで求められるものは基本バラバラです。
ということで、
とりあえずそういうことは気にせず自分が欲しいクオリティの録音に必要なものを揃えましょう!(これ基本です)
まず順にお手軽順で書いていこうと思います。
まずは一人喋りの場合
まずはこれですかね
一人ならこれで十分?!
はい。そうですスマートフォンです。
なんてスマート。持っていれば何も要らないですね。
今やスマートフォンの代名詞にもなっている天下のiPhoneであれば、もともと「ボイスメモ」というアプリが入ってますし、
そのアプリで録音した音声をPCに送るのもPCのiTunesで同期するか、最近は直接Dropboxにファイルを投げたり出来ます。
時間が長くなければ、メールに添付して送る事も出来ますね。
Dropboxに投げるには、ここを操作すれば簡単。
PCの送ることさえ出来てしまえばあとは必要に応じて編集とかBGM付けるとかして、アップロードすればOKです。
…我ながら簡単そうに言いますね。まぁ、必要があればなので、最初は難しく考える必要はないです。
満足出来なくなったり、自分でどうしても気になってきたら編集などはすれば良いのです。
おっと、その話は次項でお話するとして。
ちなみにiOSなら他にもボイスメモアプリなら山とあります。
筆者が愛用しているアプリではRecodiumというアプリがあります。
このアプリは音声を録音しながら圧縮をかけてくれるので、MP4形式44.1 kHz あたりの設定で録音すれば、音質もそれなりにいい状態でかなり長時間録音することもできますし、wifi経由でデータをPCに送信出来るので比較的ラクチンです。(類似のアプリは他にもありますのでボイスメモアプリとかで検索かけると良いです。)
さて筆者がiOS利用者なのでiOSの話ばかりしていますが、Androidはどうなの?という声が聞こえてきそうです。
最近ではスマフォ自体にもともと入ってたりするものもありますし、アプリストアで検索をかければボイスメモのアプリは無数に出てくるはずです。え、どれがいいのって? …すいません、今度調べておきます(汗)
ちなみにスマフォじゃなくて、PC内臓のマイクを使うパターン(物によって当たり外れがすごいある)や、もうちょっといいICレコーダーを買うっていう手も似たような手としてありますね。
まぁ、基本的な流れはスマフォで録音するのと感覚は近いので、そちらの紹介は今は省きます。
ということで次は、もうちょいいいマイクで録音しようぜ
って所にいきたいと思います。
個人的に手軽かなと思うのは、
オーディオインターフェース+マイク というセット。
またもやざっくり図解するとこういうこと
マイク端子は一般的なPCにはないので、直接は刺せない。
マイク
オーディオインターフェース
パソコン
マイクとPCの間にオーディオインターフェースというものを挟むことでPCでもマイク等で録音出来る。
オススメのオーディオインターフェースはこちら
安価でそれなりの性能で有名なベリンガーというメーカーの 302USB 。USBに挿すだけで他に電源を必要とせず、なおかつミキサーを通したマイクなどの音をPCに送ることが出来る。
「歌ってみた」等の配信やツイッキャスとかポッドキャスト等で需要が増えたのか、昔よりちょっと値上がりしてるような気もしなくもないが、それでも入門としてとても安価で便利なオーディオインターフェース兼ミキサーであることは間違いないと思う。
他にも最近はコンパクトなミキサー兼オーディオインターフェースとしてYAMAHA AG-03などが初音ミクのコラボで話題になりましたが・・・・・・あ、全然高かった(汗) …ミクさん好きの方以外は忘れてください。
あと、オーディオインターフェイスを介さずにマイクから直接USBケーブルが出ててPCにさせるマイク C-1U というものもあります。またもやベリンガー。ただこちらはコンデンサーマイクっぽいので、iPhone内臓のマイクのように部屋の雑音を拾いやすいかもしれません(使ったことはないです)。 とはいえ、この商品の紹介で「ポッドキャストにも最適!」と謳っているので、ある程度の信頼は出来るかもしれません。
あと、ミキサーと兼用でない普通のオーディオインターフェースではRolandの UA-25 というのも良さそうです。
使ったことは無いですがこちらはマイクが2本刺さるようなので、二人までならこれで十分そうですね。
次はマイクです。インターフェイスだけあっても無意味ですからね!
ちなみにここでマイク豆知識ですが、マイクにはざっくり二種類あります。
ダイナミックマイク と コンデンサーマイク です。
一般的に喋りなどを録音するにはダイナミックマイクの方を使う事が多いようです。ダイナミックマイクの方が耐久性があり、指向性が強いので余計な細かいノイズや部屋の反響音などを拾いにくいからです。
コンデンサーマイクはダイナミックマイクより感度が強く、楽器の音の録音や、歌声のレコーディングなどに向いているようです。(ちなみに先に紹介しているベリンガーのC-1Uはコンデンサーマイクに近いのでそこは注意ですね)とはいえどちらでも録れるので、もし家にどちらかがあるなら買い足す必要はないかなと思ったりします。あくまで"セオリーでは"、って感じでしょうかね。
ということなので今回はダイナミックマイクを選びます。
安価なマイクは色々あるようですが、筆者も使っているベリンガーのマイク XM8500 がお勧め。
筆者もマイクなどに詳しい方に教えて頂いたのですが、安価なマイクなのに音のバランスがとても良いとのことです。レビューでもかなり高評価なのでそこは詳しくなくても安心して買えるマイクかなと思います。
安価な割には結構ガッチリしたケース(→画像)に入ってきますしね。
ただこのマイクを買う場合の注意点があります。それは マイクスタンドとケーブル は別売り という点です。
もちろんケーブルは必須なので適当なやつを買ってください。(XLRケーブルというやつです)
ケーブルには長さもありますので、環境に合わせて長さも選んでくださいね。長すぎると邪魔ですし1.5mくらいが無難かと思います。ミキサーの周りだけで使うなら1mでも足ります(筆者がそうなので)
他には、amazonなどで「ダイナミックマイク」のカテゴリでベストセラーになってるものなどは、ある程度信用出来ると思います。(星の数も考慮しつつ)
あとは予算に合うものを探せば良いかなと思います。(大体ベストセラーになってるものは値段と性能のバランスが良いものが多いですね)
今だと audio-technicaのAT-X11あたりでしょうか。
このマイクはケーブルが付属しているようです。しかも5mのケーブル。長っ。5mっていうとケーブルで縄跳びが出来る感じですね。
尚且つ付属ケーブルの先はミニプラグなんだけど、標準プラグのアダプターが付属してると。
それでこの価格って…いいものはどんどん色々出てきますね。
ちなみにミキサーに繋がるような端子って色々ありますけど名前くらいは知ってるとこういうの買うときに便利です。
右下の図を見てもらえばなんとなくわかるかと思うのですが、ミキサーにある端子は大体この辺りかなと思います。
マイクであれば「ケーブル XLR オス - (インターフェース側の端子) オス」と検索すれば大体出てきます。
自分のオーディオインターフェースやミキサーのジャックに合うものを間違わずに買うことも無駄な出費を抑えるには重要なことです。(まぁ、でも何度か間違って買ったことあるよね←)
まぁ、間違って買ったとしてもアダプタ等も結構売ってますので、そういうものでカバーできますし大丈夫です。
筆者のXM8500のケース
安さの割にガッチリ
上がXLR(メス)
下が標準(メス)
左の二つを一つの端子で対応した
XLRコンボ(メス)
こちらはRCA端子(メス)
ちょっと昔のゲーム機は全部これでしたね。
この時点で今までの項と比にならないぐらいの文章量になってますね。筆者が考えるのが苦手というのがバレてしまいますね。
さてそろそろ次です
二人以上、且つリアルに同じ場所で録れる場合
ここでも選択肢としてスマートフォンで録るというのは無くはないですが、この場合はその方法は音量のばらつきがどうしても大きくなってしまうので、あまりオススメは出来ないです。
一つのマイクで録るのならちょっと良いICレコーダーなどを使うか、編集で音量レベルを揃える方法やノイズを録る方法を覚えたりするのがいいかもしれません。
ちなみに筆者の番組もここに入るので、現状筆者がポッドキャストを録音するときに使っている機材を参考にここに書いていこうと思います。
比較的安価なものが多いので、参考にはなるかと思います。(自分にこれらを教えてくださったとある配信者様ありがとう)
マイクは先に紹介したベリンガーのXM8500です。マイクとスタンドとそれらを繋ぐケーブルは2本つづです。
ミキサーの(これまた)ベリンガーのXENYX 1202FX は今まで紹介してきた物に比べて結構チャンネル数の多いミキサーです。
というのも、筆者は音楽系の人間ですので、「色々楽器とかを繋いで音声と一緒に録音」ということがしたかったのでこれを選びました。マイクだけでも4本まで挿さります(そんなに持ってませんけど)。
ちなみにこのマシンは100種類のエフェクトも内臓してます。これがあると、リアルタイムにエコーをかけたりみたいなことが自在に出来ます。とは言っても、ポッドキャストの場合そういうことを編集の段階で出来てしますので、全然必須な機能ではないですね。どちらかと言うと生放送などをやる方にとっては重要な機能かもしれません。(現在はこれの後継機でQX1202USBというものが出てます。この機種だと、昨日はそのままで、プラスして下記のオーディオインターフェースの機能も兼ねているので、このミキサーから直接PCのUSBに挿せるので、下記のオーディオインターフェースが不要になります!)
そしてミキサーとPCを繋ぐオーディオインターフェースは(またまた)ベリンガーの UCA222 です。
こちらは、オーディオインターフェースの中ではかなり安い部類になりますね。なんてったって入出力がRCA端子しかありませんからね。逆に言えばコンパクトなので取り回しはしやすいです。しっかり録音してる音のモニターも出来ますし。
ちなみにうちではオーディオインターフェースのモニターの音を100均で売ってる分配器(→写真)で二つに分けてイヤホンで聞きながら収録しています。
これらを使って収録してる番組が筆者の番組[音亀-oto.game-]です。一度聴いてみて頂けると参考になるかもしれません。
基本的には人数が増えたらこの感じでミキサーに挿さるマイクを増やせばいいのかなと思っています。
他に「うちはこんな方法で録音してるよ!」とかありましたら是非お教えくださいませ!
100均で買った分配器
個人的には結構便利
さて最後はネット越しの収録…
二人以上、skypeを使った収録をする場合
いくつかパターンはありますが、まずは条件をいくつかおさらいしましょうか。
まず収録する人数の中で必ず一人は録音する人間が必要です。少なくともその人はPCで通話しなくてはいけません。
つまり録音する人は先に説明した「一人喋りの場合」の環境の・PCの内臓マイク か・オーディオインターフェース が使える環境が無いと厳しいです。
そして、それ以外の人は、「一人喋りの場合」の中のいずれかの環境があれば良いです。
スマフォでもskypeアプリってものありますからね、通話するだけならそれでも大丈夫です。
といった感じでしょうか。
いかがでしょうか?あなたにあった収録機材はありそうでしたか?
一つ一つ解決していけばなんだ難しいことはありません。
僕にとっちゃパズドラの方がよっぽど難しいことやってますよ。えぇ。
さぁ、機材が揃ったら次は、そこからどうやって録音するのかですが。それは 次項で…
次項「4-1.PCでの録音方法」へ